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背中・腰の症状
常に張り感がある
長時間同じ姿勢でいると痛みが出る
長く歩くと足がしびれる
夜間に寝られないほどの痛みが出る
朝に強いこわばりがある
代表的な疾患
背中・腰の疾患
腰部脊柱管狭窄症
症状:腰部脊柱管狭窄症では間欠性跛行という歩行と休息を繰り返し行うという特徴的な症状があります。腰部脊柱管狭窄症の方は痛みなどの症状は少ないのですが、長時間の歩行や同じ姿勢を維持することで下肢にしびれなどの症状が出現します。症状が出た後には前かがみで休息すると症状を緩和することが出来ます。
治療:ストレッチ・筋力トレーニング・姿勢改善・生活動作指導などのリハビリを中心に行っていきます。また、その際温熱療法、牽引療法などの物理療法も並行して行っていく場合もあります。痛みがひどい場合には注射なども並行して行う場合もあります。
腰椎椎間板ヘルニア
症状:お尻、足に痛みやしびれといった症状が出てきます。また、足が動かしにくい・力が入らないといった症状が出てくる場合もあります。お尻からふとももの裏側にかけて電気の走るような痛みやしびれが出てくる坐骨神経痛という症状が出る場合もあります。
治療:ストレッチ・筋力トレーニング・姿勢改善・生活動作指導などのリハビリを中心に行っていきます。また、その際温熱療法、牽引療法などの物理療法も並行して行っていく場合もあります。痛みがひどい場合には注射なども並行して行う場合もあります。
腰椎圧迫骨折
症状:高齢者に多い骨折の一つで“いつの間にか骨折”と言われることもあります。しりもちをつくなどだけでなくくしゃみをした、重いものを持ち上げたということだけで受傷する場合もあります。痛みが強く色々な動きが困難となってきます。
治療:受傷直後はコルセット装着などによる安静が基本となります。その後骨折の状態に合わせてリハビリを行っていきます。リハビリとしては可動域訓練・ストレッチ・筋力トレーニングだけでなく再発の予防のために生活動作の指導なども行っていきます。
当院の診療方法
診断
まず、問診によって、疼痛の発生時期、症状の部位、神経症状の有無、既往歴、夜間時痛の有無、職種、趣味等様々なことを確認していきます。その結果より疼痛の原因や疾患名を予測していきます。可動域制限のある方向や疼痛を誘発する動作、筋力低下、神経症状、レントゲン所見などを確認し障害部位や原因などを調査します。そして、その原因や疾患から今後の治療方針やMRIを撮るなど決めていきます。
治療方針
安静が必要な場合は装具の処置やギブス固定等をして対応していきます。また、疼痛が強い場合には消炎鎮痛剤・湿布などの処置の他、ヒアルロン酸・ステロイド剤の注射、物理療法の処方や通院リハビリテーションを行っていきます。
リハビリテーション
疼痛が強い場合は消炎鎮痛処理なども含めた除痛が基本となってきます。その後不良姿勢の矯正などを行い運動が行いやすいように調整していきます。
併行して可動域訓練や筋力強化も行っていき、その人の生活で困ることを改善できるよう努めていきます。また、これらについては継続して行うことが何よりも重要となっていくため自身で行うセルフケアの方法の指導なども行っていきます。また、ご本人様の継続した積極的な通院が重要となってきます。